諸行無常であるという話。
スマホで覇権を握れなかったIntelの生きる道 (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1609/02/news047.html
2年前、2014年の頃にQualcommの牙城を崩すためにはWintelを積んだスマホが必要だみたいなことを言ってみたことがあるのだが、
3G/LTE時代の覇者Qualcommを打ち破るのはIntelかそれとも中国メーカーか?(前篇)
3G/LTE時代の覇者Qualcommを打ち破るのはIntelかそれとも中国メーカーか?(後篇)
何と、まぁその後Intelがモバイル向けプロセッサから撤退するという事象になった。
具体的には、Sofia 3G/LTEと、Broxtonのキャンセルとなるのだが、Sofiaは2年開発が遅延した上でのキャンセルなので、やっと開発中止かと思った人も多かろうと思われる。
シェア拡大のために赤字を垂れ流して我慢していたのに、決定打として期待していたSofiaがコケたのでもう止めちまおうというノリに見えるし実際そんな感じだろう。
赤字であることはそれほど問題ではない。恐らくは計画して赤字にしたはずなのでそこはいいのだが、結局自分たちの思い通りの製品が作れない、市場で勝つ目途が無いってことに尽きるんじゃないかと思うし、その背景にはWindows 10 と10 Mobileがパッとしない事と無関係ではないだろう。
これはモバイル市場におけるIntelの敗北だし、私の認識ではIntelのみならず、Wintelの敗北であるという認識だ。
2015・2016年あたりが踊り場になる事自体は間違いではなかったと思うのだが、それがIntelの敗北を意味するとは2014年の段階では全く思っていなかった。
さて、ここでWintelの相棒であるMicrosoftはどうするつもりかというと、こっちも既に諦めモードに入っている気配がある。
失速するWindows 10 Mobileは生き残れるのか? (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1608/10/news051.html
個人的にはWinows 10 Mobileは嫌いではない。端末を買ったこともあるし、Continium対応スマホにも興味があるのだが、当のMSのやる気が無いとなると二の足を踏まざる負えない。
いやぁとかくこの世はままならない。