アナログレコードよろしくFDの盤面を確認してからFDDに突っ込む。それでも動かん奴は動かん。これぞ大人の趣味。
5~6年前はカビを嫌ってゲームの収集を嫌がっていたのだが、ゲームもタマ数が減ってきたこともあり正常品をどうこうするより、多少カビがあってもカビ取りをするかサルベージするかでゆったりとゲーム時間を楽しもうという気になってきた。
カビ取りの方法はネットでいろいろ出ているが、私は綿棒とイソプロピルアルコール(IPA)で盤面をこする派だ。この他にもアルコールの入ったウエットティッシュで拭くとか、セーム皮で拭くのがいいとかいろいろ言っている人がいるが、私は綿棒派だ。
カビも盤面に染みるように付着した場合は拭いても跡が残り、結構な確率でそれは読めないのでどの状況でもカビ取りが上手くいくわけではない。それでも、半分以上はどうにかなっている気がするので、今日もいそいそとカビ取りにいそしむのであった。
時短をするのであればそもそもエミュレータを使えばいいという話もあり、実際に即死ゲーの類はエミュレータのステート保存機能を活用して攻略している。それにしてもエミュレータは楽だ。
何より、Nintendo SwitchにEGG CONSOLEが進出しており、PC-88の「未来」までが遊べる環境が揃ってしまったのが令和のレトロゲーム事情であり、ゲームをするというレベルではもはやエミュレータすら要らないのではないかと思う昨今ではある。
このご時世にフロッピ―ディスクの盤面をメンテするというのは、令和レトロゲーム界隈における盆栽的な愉しみの一つなのかもしれない。
カビ取りが終わったディスクのダンプの手段としては、GREASEWEAZLE V4を使っている。https://github.com/keirf/greaseweazle/wiki/V4-Setup
