続・続・バックトゥ80年代、ハチハチ(8801)・キューハチ(9801)の世界に片足突っ込んで迷いまくる(祝!発売30周年・PC-8801FA買いました)。

PC-8801FAを入手した。Soundboard 2目当てである。

私が過去所有していたのはFRとMCで、再び買うにしてもMCは高くてかっこ悪いからFRでもいいかと思ったり思わなかったりしていたのだが、SB2に未練があったのでFAにしたというかしてしまったというか。

むかしむかーし、MCを使っていた際にはキングブリーダーとヴァリス2位しかSB2対応ソフトを遊んだことが無いのだが、PCMをバリバリに使って88サウンドの天井をぶち抜いたキングブリーダーの音楽のインパクトは忘れ難く、またキングブリーダーでもやろうかなーと思ってしまったのだ。

88でSB2といえば、ザ・スキームなのだが、こいつはゲームが面白くないと専らの評判なのと何せお高いのでパス。
ヴァリス2は女の子がしゃべりまくる方に力を注いでいて、まぁ、それはそれで当時の流行りだったので良いかとは思うが今回はパス(着替えにボイスが入るとかある意味凄く今っぽいとは思うが)。
そういえば英雄伝説2もSB2対応ソフトだったのだが、MCで遊んだ記憶が無い。恐らくFRで遊んだんだろう。FRで遊び倒したソーサリアンをMCでやった記憶もないので、MCってほんとにちょっと触っただけだったんだなと思いだす次第だ。

PCMを使うヴァリス2、スキーム、キングブリーダー辺りはPCMデータの読み込みに時間を使うのが非常に印象が悪く、せっかちな私には合わないとも思ったのだが、おっさんになった今だと我慢が出来るのだろうか?FAは入手できたが、ソフトの入手がまだなのでその辺はまた、冗談ではなく来年か再来年辺りのネタではなかろうかと思う。

さて、FAは今年めでたく発売から30年!(1987年10月1日発売だそうで)だ。

87年というとNeXTとX68Kが出た後、Intel CPUで言うと80386が出た後、翌88年末には世界発の16bitゲーム機、メガドライブが発売されている。
CPUトレンド的にはすっかり16bitに移行が終わった後で32bit CPUに片足突っ込んでた時期だ。

その頃の中1だった私には到底知見が及ばない話ではあったが、当時既にパソコン(マイコン)という用途で使うのであれば16bit CPUを使うべき時期ではあった。この時期に定価16万8千円で販売されていた8bitマイコンの立ち位置は非常に難しいものだったと思う。

一方で、87年はファミコン(83年)とスーパーマリオ(85年)、ドラクエ2(87年)の後であり、8bit CPUの底力恐るべしという言い方もできる時期であった。

30年経った今から言えば、プラットホームの寿命はハードウェア性能ではなくソフトウェアで決まるという点に尽きる。
上記のファミコンがその最たる例であり、88もソフトウェア(ゲーム)の充実ぶりから他社の8bit機と比較してかなり長生きをしたマイコンだった
falcomで言えば、英雄伝説が89年、ダイナソアが90年、ぽっぷるメイルは91年で、年1で88向けに新作が出たんだから立派なもんだ。

NECにもソフトウェアが大事であるという意識は当然あったとは思うし、V2モードの追加は成功したアップデートだったのだが、88FAと同じ年、87年に発売されたVAにV3が拡張されたやり方をみるに、やっぱり16bit CPUじゃないと話にならないという現実と、値上げをしたい、価格を下げたくなかったんだなーという下心が見える。

mk2からSR、V1からV2へのアップデートが実質値下げの上に機能向上だったのに対して、V2からV3へのアップデートは10万円以上の値上げと、値上げに見合うかどうかはよく判らない16bit化による機能向上だったというのがそもそもの問題点で、さらに下位互換性に難ありとなった時点で商業的な失敗は避けられなかったのだと思われる。

じゃ、どうすれば良かったのかと言う話にもなるが、何せ元が8bit CPUである以上どん詰まりになるのは目に見えていたのでどうにもならなかったのだと思う。

あえて蛇足を付け加えるなら価格を維持したままRAMとVRAMを増やして、そのRAMとVRAMに釣り合う形でZ80のスピードも上げる。
メモリアクセスを24bit化して1MBまでメモリアクセスエリアを拡張する。Soundboard大好きっ子としてはSB2は標準とした上で、8bit CPUの命令セットのままV3モードとすれば良かったのかもねと書いてみる。でもほとんどこれってVAで実現されてたのよね。やっぱあの価格は無かったなぁ。

85年にSRを買った人は少なくとも4年位は十分遊べる環境を手に入れたことになるし、86年にFRを新品で買ってもらった私も90年のダイナソアまできっちり遊んだので切り捨てられたという印象はなかった。88は見事に天寿を全うしたのだと思う。

そして30年後にマニアのおっさん達に掘り返されるのだが、その際には動作する個体数の少なさやMS-DOSとの親和性、98周辺機器との互換性も検証しつくされているVAシリーズが大人気になるのだった。